「原点」2024 1.31
「原点」
2024 1.31

「原点」
2024 1.31

 県議会議員選挙に名乗りを上げたのは29才の時だった。私の原点は、理不尽な現実に対する怒りであった。「変えなければならない!」現状に満足し、納得しているならば、自分がやる必要はない。学生時代、綿貫 民輔先生の事務所で、書生の真似事をさせて頂いた。選挙区の首長・議長・県議の方々が、地元の切なる要望の実現に向けて、建設省、農林水産省等に足繫く、「これでもか!」と通っておられた。その結果、1つ1つが形になっていった。一方、ある地域の然るべき地位の方々は、「隣の芝生は青い!」と嘆き、羨んでおられた。「自宅の芝生を自ら青くしよう!」と活発に動こうとはされなかった。少なくとも当時の私には、そう映った。 「よし、それならば!」と覚悟を決めた。おかげ様で今日に至っている。旧来の陋習と闘ってきた。そして、これからも、不条理と闘い続ける想いである。その想い、熱が消えた時が辞める時だと思う。

富山県庁の正面玄関の横に「戒石碑」と呼ばれる石碑があり、こう刻まれている。
「爾俸爾禄 民膏民脂 下民易虐 上天難欺」と。現代風に訳せば「政治家や行政官の給料は、国民の方々が汗水流した税金である!国民を虐げる事は簡単だが、お天道様は見てるよ!」といったところか。昭和42年に建立された石碑は、社会を見続けてきた。現在の「政治家とお金」の在り方をどう見ているだろうか?