「企業会計原則」2023 12.22
「企業会計原則」
2023 12.22

「企業会計原則」
2023 12.22

 夢の中で「企業会計原則」という言葉が浮かび上がってきた。

 「政治改革」、「選挙制度改革」を巡って、宮澤 喜一内閣は、自民党内の造反もあり、内閣不信任案が可決され、その後の総選挙で敗北した。自民党が野党に転落した平成5年、私は永田町を離れる事にした。田舎の長男であり、「いつかは地元に戻らねばならない。」と考え続けていた。とは言っても、生活の糧を得る術も、武器もない。人一倍、長い大学生活を過ごしたものの、稼ぐ能力は身に付いていない。「なんとかなるさ!」とお気落に考えながら、まずは、「会計」について勉強する事にした。アカデミズムとは、対局に位置し続けた者にとって「財務諸表論」という科目は、斬新であった。

 「企業会計原則」は、企業会計実務で慣習として、一般に公正妥当と認められる基準を要約したものとされ、法令ではないが、遵守すべき原則とされている。「一般原則」が7つある。まずは、「真実性の原則」。「企業会計は、企業の財政状態及び経営成績に関して、真実な報告を提供するものでなければならない!」とある。つまり「嘘はつくな!」という事。2つ目には、「正規の簿記の原則」。「企業会計は、すべての取引につき、正規の簿記の原則に従って、正確な会計帳簿を作成しなければならない!」とある。つまり、「簿外取引、簿外資産はダメですよ!」という事。 昔から社会を揺るがす事件が起きる度に、大上段に振りかぶって、法律改正を言高に叫ぶ人がいるが、その法律が悪事を働いたのではない。その法律を遵守すれば良いだけの話ではないのか?