「個人演説会」2024 4.23
「個人演説会」
2024 4.23

「個人演説会」
2024 4.23

 魚津市議会議員選挙が終わった。選挙戦において、有権者に対し、自らの所信を訴え、熱を伝える事は、基本であり、最も大切な事である。

 30才で初陣となる県議会議員選挙を迎えた。出馬表明が12月だった事もあり、全ての家庭への挨拶まわりが、終わらないうちに、選挙戦に突入した。 今でもハッキリと憶えている。 2日目の個人演説会は、入善町の「浦山新」からスタートし、宇奈月町の「浦山」、「下立」、「内山」、「音沢」、そして「宇奈月温泉」と流れる予定が組まれていた。「浦山新」は、地区を挙げて応援して頂いていたので公民館は満杯であった。黒部川を渡り、「浦山」は来場者が30人、「下立」は20人、「内山」は10人であった。そのうちの半数の方々は、入善町からの「サクラ」であった。もう1度、黒部川を渡って「音沢」に入った。4人であった。しかも3人はサクラであった。見た事のない人は1人だけであった。後から調べてみると、その1人の方は、入善町吉原から「音沢」に嫁がれた方であった。その選挙は、10840票頂いたが、556票差で落選となった。捲土重来を期して、4年後に再び挑んだ。2日目の個人演説会は、4年前と「逆コース」であった。「宇奈月温泉」をスタートし、あの「音沢」へ。玄関に入ると並びきらない靴が溢れていた。「イタズラ?」、「マジ?」と疑いながらも会場に入った。見慣れない顔ばかりで、純然たる「音沢」の人ばかりで熱気に充ちていた。「イケる!」。結果は、宇奈月町での得票数が、約3倍となり、14090票でトップ当選であった。今でも、「個人演説会」という文字を見ると、音沢公民館の「背筋の寒い夜」と「胸が熱くなった夜」を想い出す。あの夜があって、今がある。ありがたい事だ。