「布石」2023 8.31
「布石」
2023 8.31

「布石」
2023 8.31

 「布石」という言葉を調べてみた。「将来のために、配置しておく備え」とある。
 通常国会閉会後の7月、8月は政治カレンダーでは、来年度当初予算に向けての動きが本格化してくる。自治体の6月定例会後、首長・議長らが要望書を手に汗まみれになって、永田町・霞が関を歩く。また、中央省庁は、出先機関、本省内の各々の事業を積み上げ、8月末の財務省に提出する概算要求の取りまとめ、決定に奔走する。当初予算は、4月1日から3月31日までの1年間の仕事内容を決定する最も大切なものだ。それに対し、補正予算は、緊急性、必要性等に応じて、編成される。必ず補正予算があるとは限らない。「『ガソリン、食料品等の物価上昇』により、補正予算を求める声が大きくなり、秋に予定される臨時国会に提出される」と読んだ。そして動きに出た。
まず、第2選挙区の県議団の方々と、国土交通省富山河川国道事務所に「補正予算が編成された際」の箇所付けの要望に出向いた。次なる一手として新年度予算の概算要求の説明の場である国土交通部会で、「災害予防事業としての河川・砂防事業」、「被災地支援のための道路事業」について、来年の梅雨、台風の季節の前に効果が期待される、補正予算の重要性を訴えた。幸いにも、前日に、総理大臣から政務調査会長に「ガソリン対策」、そして、その後、政調各部会に「経済対策」の検討の指示があった。グッド・タイミング! 9月4日には、新潟市の国土交通省北陸地方整備局に県議の方々と要望に出向く。 さて、「布石」は効果を発するか? 次なる手を仕込む事にしよう。