「穿つ」2023 8.4
「穿つ」
2023 8.4

「穿つ」
2023 8.4

 「穿つ」という言葉を調べてみた。「穴をあける、掘る」、「突き通す、貫く」とある。
 令和5年度当初予算の審議において、予算委員会分科会で質問の機会を得た。往復30分。「さて、何を質問しようか?」 単発の質疑応答ではなく、全体としてストーリーとなるもの。会議録に載せる意味のあるテーマ。 「そうだ! 北アルプス横断道路だ!」 準備に取り掛かった。先ず、国土交通省富山河川国道事務所と北陸地方整備局に、仁義を切り、富山県庁、国立国会図書館から資料を集めるだけ集め、理論武装をして、レクチャーも受けた。 この「北アルプス横断道路構想」は、富山県内では、平成の最初の頃から、県議会等で議論がなされていた。しかし、「新川ルート」、「上市ルート」、「立山ルート」の全てに応援団が付いて、膠着状態に陥っていた。 「ひとつ、論点を整理しよう!」との考えもあった。答弁者である国土交通省道路局長との遣り取りの中で、「次の一手」が見えてきた。富山県では、「ルート」の綱引きが活発に行われてきたが、相手側となる長野県では、この「県際道路」について、長野県議会で、質問、議論された形跡を見つける事が出来なかった。まずは、長野県にこの「県際道路」の必要性、将来性を理解して頂き、「北アルプス横断道路」を、長野県の広域道路として位置付けてもらう事だ。長野県側から力強い「助っ人」も参戦して頂いた。務台 俊介衆議院議員が、富山県に講演に来られた。 「雨垂れ石を穿つ!」の想いで、一致結束し、次なる行動に移りたい。