「そう言えば、国語のテストにも出題されていたわな~!」と記憶している。 「『情けは人の為ならず!』の意味は?」。 「人に情けをかけては、かえって、その人の為にならない!」と誤解している人が多いようだ。 「親切な行いが、巡り、巡って、最後には自分に戻ってくる!」が正解。日本語は正しく理解し、用いなければならない。 「医療費無償化!」、「教育無償化!」、「学校給食無償化!」等、よく「無償化」の文言を見かける。政治の役割の1つは、「富の再分配」でもあるので、選挙で選ばれた首長が、政策判断として、例えば、子育て支援策として、子育て世代の経済的負担の軽減策として、「無償化」という事業は、もちろんアリだと思う。しかし、「無償化」イコール「タダ」ではない。どこかの誰かが、確実に負担している。住民の方々が、納めている「税金」が原資であろうから、決して、「タダ」ではない。「債務負担行為」であるならば、近日中に、納税者全員で背負う、未来からの「借金」である。子供、孫の貯金箱からの「借金」かもしれない。 政治家にとって、「言葉」は最大の武器である。有権者への説明・説得のための数少ない「手段」である。その「武器」は使い方を間違えば、ブーメランとなって政治家本人をも葬り去らせる。言葉は慎重に、適切に、TPOを弁えて、用いなければならない。「政治とカネ」を巡り、今、永田町は荒れている。視界不良だ。ところで、「政治不信・政治改革」との言葉が飛び交っているが、「政治家不信・政治家改革」が正しい日本語ではないのか?