「耕せ! ニッポン!」2022 11.25
「耕せ! ニッポン!」
2022 11.25

「耕せ! ニッポン!」
2022 11.25

 JAの合併調印式に出席した。組織統合というスケールメリットを求めて、また、金利政策による経営環境を考慮して、合併が推進されてきた。農協経営は厳しいが、日本農業には、未来と可能性があると訴え続けてきた。

 私が小学生の頃、世界の人口は40億人と習った。先日、80億人に到達したとの報道があった。約50年間で人口が2倍になった。市場・マーケットも2倍になった。日本の食は、和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、日本の食は、安全・安心・高品質で、美味しいと評価され、円安が農産品、加工品の海外輸出への追い風となる。

 一方で、地球も農地も2倍にはなっていない。確かに、土地改良事業、品種改良、化学肥料、データー活用等により、食糧は、品質が向上し、量的にも増産されてきた。しかし、その増産を寄せ付けない現実がある。約15億人の中国、約14億人のインドは、経済成長の結果、より裕福となり、美味しい物を「もう一皿」と値段も気にせずに買い求めている。妥当な金額で食糧を購入出来ていたが、買い負け続けているという。万葉集の山上憶良の「貧窮問答歌」の時代から「政」の最大の役割は、国民を飢えさせない事である。「農」は、国の「基」、「礎」である。土地改良等のハード事業、普及指導、営農指導、スマート農業、AI導入等のソフト事業の全てを駆使して、日本の食を守るため、日本人の生命を守るため、今こそ、「耕せ! ニッポン!」