「通告」
有権者の方々に支えられ、県議会議員を6期・22年務めさせて頂いた。お互いの顔が見える、お互いの生活が見える、やりがいのある仕事場であった。現場を見て、声を聴く事も、地域の切なる要望の実現に向けて、汗を流す事も、県政報告をする事も仕事であり、定例議会で質問する事も仕事であった。
県議会での質問は、本会議、予算特別委員会等での質問が主なものであり、本会議は、「片道方式」、予算特別委員会は、「1問1答方式」であった。議会日程、質問日が決まると、財政課の担当者が、「質問取り」として接触してくる。担当者も十人十色だ。当選直後の初議会での担当者は、現在の村椿 晃魚津市長であった。まだ勝手のわからない新人議員の私に対して、意見交換を通して、「議員の聴きたい事は、こういう事ですか?」と上手く方向付けてくれた。また、ある担当者は、私のその質問がイヤなのか、苦い顔して、どうしても、私が「この質問は絶対にする!」と強く主張すると、「わかった!質問しても良い!ただし、1つ貸しておく!」と返ってきた。その発言に、2人で大笑いした。こうした太い行政官は、組織に1人は必要である。最も、全員だと困るが...。
問題を提起する事で、「正解は何なのか?」、「どうすれば解決出来るのか?」を議員と県当局が認識を共有する事が大切だ。それ故に、議論を正確に行うために、事前に質問項目だけでなく、その背景も考えてもらうために、読み上げ原稿そのものを渡す事もあった。一方通行でない、「1問1答方式」では、予め答弁がわからないため、「議論がどう展開されるのか?」、「こちらの意図した方向にキチンと導けるのか?」等、議員に蓄積された全てのものが問われる事になる。議員の「力量」全てが問われる。答弁する方にも、傍聴者にもわかり易い、深堀りされた「熟議」の論戦には、そして、何よりも全ての人々が健全で、良い仕事をするには、最低限の「ルール」は必要である。