「経験則」2025 9.1
「経験則」
2025 9.1

「経験則」
2025 9.1

「経験則」

 9月1日は防災の日。昭和56年、58年、富山県は豪雪に襲われた。国鉄で高校に通学していた私には、その時、身に付いたものがある。ダイヤは乱れ、学校へは遅刻であり、帰宅するにも、何の情報も示されずに列車内で待たされた。スマホがある訳でもなく、迎えに来る家族がいる訳でもなく、為す術もなく、ただ待ち続けた。そんな大雪でも、現在、パスタの店を経営する彼は、授業中に、平然と、「自転車、遅れましたー!」と入ってきた。流石!

 この8月、九州地方に線状降水帯が居座り続けた。その日、上京を予定していた。「北陸新幹線運転見合わせ」のテロップが流れた。とりあえず、駅に向かった。駅の改札には、多くの方が待っていた。知り合いが「遅れている列車が約30分後に到着する見込み!」と声を掛けてくれた。「56・58豪雪」の記憶が蘇った。「当てにはならない!長野まで車で行こう!」。長野はJR西と東の分岐点だ。迷う事なく、高速道路で長野駅に向かった。長野駅もごった返していた。しかも、北陸新幹線は、依然として動いていない。即決で、高崎駅に向かう事にした。高崎で、新潟からの上越新幹線に飛び乗り、どうにか東京に辿り着き、党本部での会議に間に合った。黒部宇奈月温泉駅で待ち続けてたら、どうなったかわからない。「経験則」が物を言った。とは言っても、最初に長野ではなく、長岡に向かっていれば、もっと早く東京に到着していたはずだ。ひとつ勉強になりました。