「玄人」
歴史ある入善ジャンボ西瓜の品質査定会の案内を頂き、その「大きさ」、「甘さ」、「食感」を堪能させて頂いた。県議会議員に初当選の頃は、生産者は約20戸あり、約2万個を出荷していたと記憶している。特産品になるには理由がある。それだけに、農作業もご苦労が多く、その大きさ、重さ故に収穫も大変であり、技術の維持、継承が難しいため、現在は、8軒で約7千個と減少している。ブランドを守るには、厳しい環境だが、嬉しい事に入善高校農業科の生徒が「四角いジャンボ西瓜」作り等にチャレンジしている。有難く、頼もしい事だ。
この夏も異常気象で、「地球沸騰化」という言葉も定着している。令和5年の夏と似ている。いや、令和5年の夏は、6月にはまだ大雨があった。そのために、県内各地で、災害が発生した。今年は6月も「空梅雨」であり、今、水不足である。秋の「コシヒカリ」、「富富富」の収穫、品質が心配される。それにしてもだ。冷静に考えれば、毎年異なる自然条件の下、美味しい農作物を作り、食卓に届ける生産者・農家は、改めて「プロフェッショナル!」である。感謝しかない。
「玄人跣」という言葉を検索してみた。「素人と考えられていた人が、玄人も裸足で逃げ出すほどの腕前をもっていた時に言う。」とある。なるほど。世の中には、「素人」でも、様々な分野で多才を発揮する人も多いであろう。誰でも最初は素人だ。その分野では「素人」であったが、「新規参入」する事もあるであろう。ところで、「『玄人』と『素人』の違いは何か?」と考えてみた。浮かんできた言葉が、マックス・ヴェーバーが「職業としての政治」の中で述べていた、「情熱」と「判断力」と「責任感」という言葉。中でも、「玄人」と「素人」の線引きは「責任感」。「素人」は、口を出して、上手くやるかもしれないし、無責任に放り出すかもしれない。ところで、素人が裸足で逃げていく、「素人跣」という言葉は見た事がない。玄人の技に舌を巻いて、逃げていく事が当たり前だからか?