「お盆玉」
「1人っ子政策」を推し進めてきたあの国で「Six Pockets」という言葉が出現した。「1人の子供」に対して、「大人6人のポケット」があるという事だ。「1人の子供」に対して、「両親」と「両親の祖父母」の「6つの財布」があるという事だ。これは何を意味しているのか?「1人の子供」に対して、「6人の大人のお金」を投資する事が出来るという事だ。熾烈な「科挙」の歴史を有する国では、「教育」の分野での投資が著しいようだ。結果、立身出世を手にする事もあれば、手のつけられない「小皇帝」を産み出す事もある。
小学生が背負う「ランドセル」は値崩れがしないという。小学校に入学する人数が予め把握されているためだ。なるほど。ランドセルは今日、季節を問わず売れるようだ。特に、お盆の時期に売れるらしい。想像するに、お盆に、親類、家族が集まった時に、どちらかの祖父母がランドセルを、どちらかが、学習机を購入するかを、決めるのかもしれない。微笑ましい景色でもある。ところで、「お年玉」ならぬ「お盆玉」なるものまで登場しているようだ。1年、1年成長し続ける子供に、「お年玉」、「お盆玉」をあげ続ける事には、難しい側面もある。最初の年に、「千円」を渡すと、「わぁー!千円もありがとう!」となるが、翌年の「千円」は、「今年も千円か!」になり、更に次の年の千円は、「たったの千円か!ケチ!」になる。誰もが「お金」は大好きだ。そして、「お金」に対する欲望は、なかなか止まる事を知らない。