「白い巨塔-こんな本を読んできた①-」2024 5.24
「白い巨塔-こんな本を読んできた①-」2024 5.24

「白い巨塔-こんな本を読んできた①-」2024 5.24

「白い巨塔-こんな本を読んできた①-」

小学校の時の通信簿に、担任の先生の直筆で、「本を良く読むように!」と書かれていた。しかし、高校を卒業するまで、本を読む事など殆んどなく、自分で購入するのは、マンガばかりであった。 大学進学のため、上京後は、下宿で仮面浪人をしていたので、時間だけはあった。暇つぶしに、八王子駅前の大型書店に毎日出掛けていた。早稲田大学に入学後は、寝る前に布団の中で、本を読む「癖」が付いていた。毎週、月曜日の朝、親からの仕送りを信用金庫で1万円を引き出し、その足で古本屋に向かい、両替のつもりで、1冊100円均一の本を5冊購入する事が習慣となっていた。「乱読」、「精読」、「積読」いろいろあるが、気に入った本は何度も繰り返し読んだ。印象に残る、影響を受けた人物、台詞は多数ある。

「白い巨塔」。田宮二郎でも唐沢寿明でも、小説でも、映画でも、テレビドラマでも良いが、主人公の姿は、職業人としての在り方を考えさせられる作品である。メスが冴える、患者から求められる以上の才を発揮する野心家の外科医 財前 五郎は、ギラギラとした野望の中に、医師としての大切な良心・倫理感を置き忘れてきたようだ。自らを律する事、自らを戒める事の重要性が私の心に残っている。ノブレス・オブリージュ。公権力を扱う者、正当化出来る者には、それに伴う義務が発生する。