「未踏の地」2023 11.20
「未踏の地」
2023 11.20

「未踏の地」
2023 11.20

 「未踏」という言葉を調べてみた。「未だに、足を踏み入れた事がない」と記されている。

 大学5年生の冬、「青春18きっぷ」で、「北海道」網走に流氷を見に行った。往路は青函連絡船、帰路は青函トンネルであった。 「大風呂敷」と評された「後藤 新平」に惹き付けられ、「岩手県」水沢江刺駅で途中下車した。 知事まで務めた人が「消滅可能性都市」として、名指した「群馬県」南牧村役場に村長を訪ねた。 「予防は治療に勝る!」と訴え、農村医療に尽力した若月 俊一医師のイズムが定着する「長野県」厚生連佐久総合病院で社会保障の重要性を学んだ。 マグロの完全養殖に成功した近畿大学の研究現場を訪ねるため、「和歌山県」を含む、紀伊半島を一周した。 「島根に生まれ・島根に育ち・やがて島根の土となる」と出陣式で訴えた出雲の神様の実家である竹下本店で「出雲誉」のワンカップを買った。 水産・非水産分野において、可能性が拡がる「海洋深層水」の取水地である「高知県」室戸市を視察し、県庁で尾崎 正直知事と意見交換した。 「香川県」の大平 正芳記念館は、書籍の山であった。 「戦時宰相論」、「天下一人を以って興る」で論陣を張った「福岡県」の中野 正剛先輩の像に誓った。

 才能を放ち続ける三谷 幸喜氏がこういう主旨の事を言っていた。「外国に行く事が嫌だ!その理由は2つある。1つは行きの飛行機が嫌な事。もう1つは帰りの飛行機が嫌な事。私の政治信条は、「地に足を着けて仕事をする!」事である。地方組織・議員総局長として、未踏の地「長崎県」への出張は、全て、浮き足立たない鉄路であった。