「大麻・麻薬・向精神薬」2023 11.13
「大麻・麻薬・向精神薬」2023 11.13

「大麻・麻薬・向精神薬」2023 11.13

 議会であっても、地方議会と衆議院では、異なる点が多々ある。まずは、日程の決まり方。地方議会の場合は、予め、1か月程前には、本会議等の日程がコンクリートされる。しかし、衆議院の場合は異なる。委員会については、理事会等で、〇時間コースで、質問者は〇人と直前に固まる事が多い。

 富山に戻るため、夕方、東京駅に居た。そこへ事務所からメール。「厚生労働委員会の理事と連絡を取るように!」との内容。新幹線の車内から先輩である理事に電話をした。「3日後の厚生労働委員会で提出法案について質問出来ますか?」との事。提出法案は、「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法」の一部を改正する法律。 「大麻・麻薬・向精神薬については、全くの素人なんですが...」と思わず口走った。先輩議員曰く、「大半の人は素人ですよ!」 「そりゃそうだ!」と思い直し、質問を引き受けた。準備の時間は限られている。しかも、他の日程も立て込んでいる。隙間の時間で厚生労働省のレクチャーを入れる。提案理由説明、法律の条文を読み込む。往復20分。「答弁のボリュームはわからない。」、「素人が、細部に入り込むと抜け出せなくなる。」、「1度聞いただけで理解出来る質問の方が良いだろう。」、様々な想いと考えが頭の中を回っている。当日、スマートフォンをストップウォッチに切り替えて、どうにか終了。その日の委員会で採決。富山に帰るため、すぐに東京駅に向かい新幹線に乗り込む。緊張感から解放されたためか、目が覚めたのは、降りるはずの黒部宇奈月温泉駅を過ぎた直後だった。