「分水嶺-②-」
1月23日、通常国会召集日、「衆議院解散」。27日、「総選挙公示」。2月8日、「投開票日」。真冬の、短期決戦の選挙結果は、自由民主党が465議席中の316議席。しかも、比例代表の名簿登載者が足りずに、14議席を他党に譲るという珍しい事態までも発生する圧勝で幕を閉じた。直前に、高市人気に対抗すべく、立憲民主党、公明党により結党された「中道改革連合」は、相乗効果もなかったのか大きく議席を減らした。結果としてスクープとなった1月10日「読売新聞」朝刊の記事以降、多くの予測が報じられたが、この「316」という数字は、全ての予測を大きく超えていた。
改めて、「分水嶺」という言葉を調べてみた。「降った雨水が異なる水系に分かれて流れる境界」とある。なるほど。「物事の方向性が決まる分岐点を指す比喩表現」ともある。なるほど。 あの時もそうだった。安倍晋三政権下、小池百合子東京都知事が率いる「希望の党」が勢いを増し続けたが、「排除します!」のたった一言で、全くの逆風となった。一言が「潮目」を変える決定打となる事は良くある事。今回は1月19日の「高市早苗が内閣総理大臣で良いのか?」の言葉と気迫が、「潮目」大きく変えたのではないか?選挙の終盤戦、在京の報道記者から「大変な事になる!」と電話があった。「高市総裁の姿を見よう、訴えを聴こうと駅前に集まった人数はすさまじく、多くの人々が駅の改札を出れなかった。」と言う。ひとまず結果は出た。しかし、次なる選挙は始まっている。数に驕る事なく、課題に真摯に向き合い、後世からの評価にも耐えうる結果を出してこそ、初めて316議席が意味を持つ。