「あいつ、今、何してる?⑨」
「彼」は高校の同級生ではあるが、同じクラスになった事はなかった。しかし、「類は類を呼ぶ」という言葉が語るように、我々、「品行方正」ではない者が、クラスを飛び越えて、屯していた。全くの怖いもの知らずで、根拠のない自信に満ち溢れ、還暦を過ぎても、なお、「今に見ていろ!」的な空気を未だに発している。もちろん、「見せられた事」は殆んどない。
「彼」は今、「飲食店」を経営している。卒業後、時折集まり、酒を飲み、近況報告を行ってきた。20代の頃、「彼」は言っていた。「『太陽にほえろ!』の取調室は本当だった!」と。私の衆議院選挙出馬については、「おもしろくなってきた!」と他人事(?)ように楽しんでいた。とは言っても、演説会では弁士も務めてくれるなど、一生懸命に私の事を応援してくれている。ありがたい事だ。「彼」のキャラは、高校時代から衰えを知らず、冬には、「サンタクロース」に変身し、子供達に夢を与え、日常は、海の見える店で「紅」の炎を見事に操り、フライパンを振りながらお客さんに「ボーノ!」を連発させているだろう。そして、次の選挙での応援弁士となる事を想定し、「どうしたらウケるのか?、何を語ればウケるのか?」。次なる話の「ネタ」を仕込んでいるだろう。