「大切な事」
安住さんが言っていた。「誰にも通用しない、独りよがりの小理屈をこねくりまわしては、お天道様に申し訳ない!」と。代議士が言っていた。「わかっているのか、わかっていないのか、わからない奴が、わかったような、わかっていないような話をするから、益々、わかったような、わかっていないような世の中になる!」と。
政治とは、国民1人1人を巻き込む作業でもある。それ故、「わかりやすさ」も大切である。着地点を忘れ、1つの政策に固執して、その政策の果実を享受出来ない者の反発を避けるため、支援策を継ぎ接ぎのように行っては、何のための政策なのかという事にもなる。まさしく、わかったような、わからないような話である。わかりやすいからこそ、国民に真意が伝わる。真意が伝わるからこそ、1人1人が、鼓舞され、自ら結果を求めるべく努力する。その1人1人の努力が社会全体を牽引する。
戦前・戦中の代議士である中野 正剛は、大隈講堂で「天下一人を以て興る」と題した演説会でこう訴えている。 「政治は国民に向かって命令するだけで足るものでない。政治の任務は、国民をして自発的に奮起せしむる手段を講ずるにある。」と。