「無用の用」2026 7.7
「無用の用」
2026 7.7

「無用の用」
2026 7.7

「無用の用」

 7月7日は「七夕」。 AIによると、「天帝の娘・織姫と牛飼いの彦星が年に1度だけ会えるという物語」とある。また、「短冊に願い事を書き、竹に飾り、天の川に、恋愛成就や技術の上達、豊作を祈る行事」ともある。 「かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける」という一首もある。両方とも風情がある話ではあるが、私の仕事に即効性を持つ話ではない。 「伊勢物語」では、「かきつばた」が、「いとおもしろく咲き」たるを見て、「かきつばた」の「5文字を句の上に置いて、詠め!」と言われたので、「らころも つつなれにし ましあわば るばるきぬる びをしぞおもふ」とある。その場面が思い浮かぶが、これまた仕事には全く役に立たない。 しかし、「荘子」は説いている。「人皆知有用之用、而莫知无用之用也」と。また、「深代 惇郎」の「天声人語」にはこうある。「無用の用を知らざる者は有用の用を知らず」と。即物的ではないが、哲学だわな。