「臍曲がり?」2025 5.26
「臍曲がり?」
2025 5.26

「臍曲がり?」
2025 5.26

「臍曲がり?」

 偶数月の「15日」は、2か月に1度の年金支給日。ゴールデンウィークに、ワイドショーを見るとはなしに、見ていたら、有名人が自身の「年金」を語っていた。「おしん」の母親は、「2か月で約8万8千円。1か月4万円で生活出来る訳ねーだろー!」と激高していた。「朝までジャーナリスト」は、「60才から受給し、15万円!」と言っていた。 年金は「保険」であって、「貯金」ではない。「老齢・障害・遺族」という保険事故に備えるための「保険」である。老齢年金は、人生の後半において収入の大黒柱である事は間違いない。しかし、老齢年金だけで生活出来る事を保証するものではない。特に老齢基礎年金だけの高齢者は、満額でも年間80万円に満たない。それも、基礎年金の2分の1には税金が投入されてである。 「ん?」年金支給日でも、年金支給月でもないこのタイミングで、どうして年金をテーマに放映しているのか?「テレビで活躍しているタレントでも、ジャーナリストでも年金額はこの数字よ!」。「だから視聴者の皆さんも将来に備えてね!」という年金教育の一還であったのか?臍曲がりの私は、「おもしろおかしく、無責任に、年金不安を煽ってるなー」と全く逆に思い込んでいたのか?いずれにしても、現役時代から自身の年金を考え、備える事は大切である。