「350ml×6本」
大学5年生の頃、毎晩、アサヒスーパードライの350mlを6本飲むのが、ルーティーンであった。今では、自宅で250mlを1本飲むのがせいぜいだ。「毎日、6本飲む訓練(?)をしていたから、6本も飲めるという成果(?)を得られたんだ!」と思う。
弥生3月は、受験生にとって、結果が出る月である。約40年前、受験生であった私は、私立専願で、受験科目は、英語、国語、日本史で臨んだ。配点は、私立大学特有の傾斜配分であり、第1志望の学部は、「72点・48点・48点」という不可思議なもので、比率からすれば、「3:2:2」となり、単純に考えれば、「150点・100点・100点」にすれば良いのにと一瞬思うが、さにあらず。受験生は数万人に対して、合格者数は約1100人。同じ比率でも満点が低い点数の場合、満点が高い場合よりも、合否のボーダーラインの受験生密度が圧倒的に高くなる。つまり、1つの問題の出来、不出来により、天国と地獄に分かれる。シビアな競争だ。シビアな競争は、訓練をしていてこそ、勝ち抜ける。毎日、350mlを6本飲んでいるから、6本飲む事が出来る。怠惰な生活(?)で、6本飲まずに、1本で止めておくと、いざという時、6本飲めない。「なんとかなるさ!」と考えていても、なんともならない。日々闘う姿勢でいる者だけに、勝利の女神は降臨する。この話は「毎日、ビールを6本飲め!」という話ではなく、「千里の道も1歩から!」、「日々の戦いから逃げるな!」、「悩んだ時は、難しい道を選べ!」という話。とは言っても、私自身50代の頃からは、逃げる事が多く、簡単で、楽な道を選んでいるような気もするが...。