「藤木くん?」
「詭弁」という言葉を調べてみた。「道理に合わない事を、強引に、正当化しようとする弁論。こじつけ。」、「外見、形式を、もっともらしく見せかけた虚偽の論法。」とある。なるほど。
9月9日前後、自宅に、奈良県の方から封書が届いた。政治活動のレポートであった。周囲の党員からも、知らない人からレポートが届いたとの声が多数あった。どうも、自民党員の方々に「ゆうメール」で配達されたようだ。余程、自らの主張を伝えたいのか、天国に召された方にまで届いたようだ。ちなみに、我が家では、奈良県に手紙をやりとりする友人・知人はいない。
9月12日から始まる総裁選挙における、禁止事項が選挙管理委員会から、9月4日に公表された。「オートコールによる電話作戦」、「文書等を郵送等で送付する事」、そして、「その他金をかける行為」等、8項目が禁止事項として、具体的に記されてる。8項目を見て、「政治とカネ」を巡る現実からして、当然と思った。しかし、4日以降に、「ゆうメール」が届いた。政治家は、法律、ルールを作る事が仕事。そして、それを守る事は、常識。破る事は論外。しかし、その当事者は、「党の決めた事には、一切、違反していない!」と主張している。 「いやはやなんとも」としか言いようがない。確かに、総裁選挙は、内輪の選挙であるが故に、公職選挙法の適用は受けない。しかし、今回の総裁選挙のスタートラインは、情けない事に、「政治とカネ」である。「違反してない!」で済むのか? 総裁たらんとする者が、脱法的な行為をしていいのか? 会見で、強弁を言い張る当事者を見ていて、「ちびまる子ちゃん」の「藤木くん」を思い出した。