統一地方選挙の後半戦と同時に、衆参補欠選挙も行われた。衆議院において、結果は自民党の3勝1敗。与党に新人議員が加わった事により、またしても議席が移動した。「367」 またしても、その席に座った先人を調べてみた。 存在感を放つお歴々の名前が並ぶ。その行動力と発言で、当選回数を重ねた傑物が並ぶ。そして、その発言も残る。関係者が、現在、本会議場におられるため、「誰の発言」との特定は避けるが、どの発言も、「率直で正直(?)」であり、「インハイぎりぎり(?)」でもあり、「えっ!そりゃアウトでしょ!」でもある。 「毛針に引っ掛かる魚と同じで、知能指数が高くないと言われても仕方がない!」、「大型間接税はやりません! 私の顔が嘘をつく顔に見えますか?」、「今日から消費税の議論をする! 全員、落選の覚悟で議論しろ!」、「母屋でお粥をすすっている時に、離れで、すき焼きを食べている!」、「いまの代議士は、代議士であって、代議士でないような感じだ! 東條英機と西城秀樹を間違えているのまでいる!」 中選挙区制度は、「自民党内の過剰なサービス合戦」、「金がベラボーにかかり過ぎる!」との非難と批判の中、リクルート事件、佐川急便事件がラスト・ストローとなって葬り去られた。「政治とカネ」の話が、小選挙区制度に掏り替わった。「サービス合戦」、「異常にカネがかかる」との指摘は、一面として当たっている。しかし、中選挙区制度の時代には、踏みつけられても立ち上がってくる逞しい、「1人になっても国家を背負う」気概を持つ代議士が、当たり前のように、全国各地に生息していた。