「名産地?」2023 1.30
「名産地?」
2023 1.30

「名産地?」
2023 1.30

 「土地無し・非農家」のトコヤの長男でありながら、土地改良区の理事長を務めて(?)いる。現在、県内各地で「圃場の大区画化」、「用排水路の整備」等の農地整備事業が行われている。国の支援を受けるため、「高収益作物」の導入も求められている。高収益作物は簡単には出来ない。そりゃ、そうだ!簡単に出来るならば、高収益作物とはならない。「入善ジャンボ西瓜」、「魚津の加積リンゴ」、「上市の里芋」、「大沢野のいちじく」、「細入のらっきょう」、「山田の啓翁桜」等の特産品には、自然条件、栽培技術、市場のニーズ、販路の確保等を充たす必要がある。素人では簡単に、高収益作物は作れず、名産地には一朝一夕にはならない。

 お江戸「日本橋」から京の都「三条大橋」に至るまで、2つのルート、東海道と中山道がある。一方は海岸沿いを、一方は山中を抜ける街道で、始発点、終着点は同じだが、行程は全く異なる。
 昭和50年代、ある町の同じ中学校の野球部に2人の同級生がいた。高校時代は、同じ地方鉄道を利用したが、東と西に分かれ、大学は、日本と東京に分かれた。その後、同じ日本橋に立ち、社会人として三条大橋に向け、歩み始めた。そして約35年後、「越の国の2つとはない会社」で、同級生の間で、バトンタッチがされる。10代前半に、同じグラウンドで、白球を追い駆けていた少年2人の間でバトンが引き継がれる。こんなあり得ない話が現実としてある。ところで、あの町は、あの中学校の野球部は、あの会社の代表取締役の名産地なのか?