「一点突破-②-」2022 10.28
「一点突破-②-」
2022 10.28

「一点突破-②-」
2022 10.28

 その地域にとって、今、必要な、そして、その街の未来にとって不可欠な事業の「新規採択」を目論む事も議員の仕事であり、継続事業の「早期完成」を働き掛ける事も議員の仕事である。10月3日に招集された臨時国会の最大のテーマは補正予算である。資材、食料、日用品を中心とした物価高騰、為替相場における円安トレンドの弊害等、厳しい経済情勢を打開するため、総合経済対策が求められる。岸田総理から与党に指示があり、政務調査会の各部会で検討がスタートした。補正予算が政治スケジュールにあがってくる事を予測して、1つ1つ、今日まで、布石を打ってきた。 
 第4、第5の矢を射る機会は、意外に早く訪れた。補正予算の内容を策定する国土交通部会が開催された。役所の説明の後、部会長から、「それでは、議員の皆さん方から意見を伺います!」の声が終わる前に、部会長の視野に入り易い位置に陣取った席から挙手をして、発言を求めた。9月に視察した「立山砂防」の話から入り、災害を防ぐ予防事業、国土強靭化の必要性を訴え、災害が発生した際の、緊急を要する救急支援体制には道路整備こそ重要と主張した。会議の場には国土交通省幹部が並んでいる。「一般論を述べながら、上田 英俊は、あの路線、あの箇所の必要性、重要性を訴えているんだな!」と役所は理解できるはず。第4の矢は放った。翌日、国土交通省を訪ねた。前日の部会での発言に対する回答のお礼を述べた。そして「補正予算での個所付けをお願いします!」と続けた。 
 さて、数字はどう出てくるか?お天道様は見ているか? 結果は補正予算成立後に出てくる。