「平成、令和、やっぱり昭和」2022 9.2
「平成、令和、やっぱり昭和」2022 9.2

「平成、令和、やっぱり昭和」2022 9.2

 バブルが弾け飛んだ平成の初期、企業は過剰な「設備」、「借金」、「人員」に苦しんでいた。そうした背景もあってか、日本経営者団体連盟(日経連)は、1995年に、「新時代の日本的経営」という提言を行った。その内容は、「雇用のポートフォリオ」とも呼ばれ、「労働者」を「長期蓄積能力活用型」、「高度専門能力活用型」、「雇用柔軟型」のグループに分類し、「雇用の弾力化・流動化」、「人件費の圧縮・低コスト化」を挑戦すべき方向とした。それは、戦後の復興と高度経済成長を支えた「終身雇用」、「年功序列」、「家族的経営」から大転換するものと受け止められた。日本経済団体連合会(経団連)となった旧日経連は、今日の雇用情勢を、今日の社会をどう評価しているのだろうか?

先日、東京ドームに、地元、上市町から都市対抗野球に初出場した「ロキテクノ富山」の応援に出向いた。相手チームは、倉敷市・福山市といった山陽新幹線も停車する大都市のJFE西日本。試合は、先制点を挙げ、途中までリードしていたが、ミスに付け込まれ逆転負けとなった。ヒット数では上回っていただけに残念だ。社会人野球は初めて見たが、アットホームだ。チアリーダーもブラスバンドも選手、スタンドの観客と一体感があり、興奮に包まれながらも、和やかな「三丁目の夕日」感が漂っていた。演奏楽曲も、「狙い撃ち」、「サウスポー」と極めて昭和であった。「東京ドームのキャパシティはどれだけかな?」とふと想い、全ての方々に感謝しながら、丸ノ内線で議員会館に戻った。「来年こそ、初勝利を!」、「楽しい時間を、ありがとう!」