「聖戦の美名に隠れてはならぬ!」2022 8.15
「聖戦の美名に隠れてはならぬ!」2022 8.15

「聖戦の美名に隠れてはならぬ!」2022 8.15





 斎藤 隆夫という代議士がいた。中国大陸での軍部の戦線拡大、そして、政党政治への介入に対し、敢然と言論で立ち向かった。昭和15年、「聖戦の美名に隠れてはならぬ!」と、衆議院本会議場で、「反軍演説」を行ったことにより、衆議院議長の職権で、演説の大半を削除され、その後、衆議院議員を除名された。議員と議会が、議会政治を自らの手で葬り去った時代であった。 しかし、斎藤と選挙民は、その直後の総選挙において、選挙干渉を物ともせず、大政翼賛会の非推薦を貫き、トップ当選で、衆議院議員に返り咲いた。戦後、公職追放により多くの議会人が追放されたが、当然の如く、斎藤は追放を受けず、第1次吉田 茂内閣の国務大臣を務め、尾崎 行雄、犬養 毅と並び称されている。

 この21世紀の地球上で、今日、「解放」という美名の下に、「やぶれ傘刀舟」の台詞である、「てめえら、人間じゃねぇ!」としか表現出来ない残虐な大量殺戮を、平然と、何事も無かったかのように拡大させる、大統領、無法者と国家、徒党組織、軍隊、傭兵部隊が存在する。 最近、永田町であるリストが出廻っている。7月14日から、ある土地へ入る事が禁止された人々の名簿が配布されているようだ。 何かをした訳でもないが、私もそのブラックリスト(?)に名前が記載されていた。何の基準か理解できないが、(最も、理解しようとも思わないし、足を踏み入れる事もないと思うが)、非道なあの人(?)達らしい行動だ。