「えんきょう・えんじゃく?」2022 5.10
「えんきょう・えんじゃく?」2022 5.10

「えんきょう・えんじゃく?」2022 5.10

 かつて、為替の世界は「1ドル=360円」の固定相場制であった。昭和40年代、佐藤栄作内閣の時代に、変動相場制に移行した。所謂、ニクソンショックである。今日、「円安・ドル高」が進行している。ロシアによるウクライナへの侵略という「有事のドル」、アメリカの金利政策等が主な要因と考えられる。「円が売られている!」というよりも、「ドルが買われている!」といったところか?
 固定相場制から変動相場制に移行した際、多くの人は戸惑ったに違いない。「1ドル=100円」が「1ドル=50円」になる事が、どうして「円高」なのか?逆ではないのか? 感覚的には、「円高」と「円安」は逆のイメージを抱く事は、無理もない。 こう説明すれば、理解出来る。「1ドル」を得るために、「100円」必要であったものが、「50円」と交換出来る。つまり、「100円」出せば、「2ドル」もらえる。円の価値が、「2倍」高くなり、円が「強く」なったという事だ。「円高・円安」と言うから理解しにくく、「円強・円弱」と言えば、わかりやすいのではないか?その議論の場に現れた「出雲の神様」。 『「円鏡・円雀」では落語の世界だわな!』 冗談のようなホントの話。