「ついに来た!②-差し換えず-」2022 4. 6
「ついに来た!②-差し換えず-」2022 4. 6

「ついに来た!②-差し換えず-」2022 4. 6

 通常国会において、新年度予算が成立し、次の舞台は、各常任委員会での法案審議に移る。所属する農林水産委員会の定例日は、「火・水・木」であり、厚生労働委員会は「水・金」。「水」曜日が、かぶっている。その日、委員の交代、「差し換え」が出来れば良いが、出来ない事も当然ある。
 平成の時代、各議員は、1つの常任委員会と1つの特別委員会に所属していたと記憶している。 令和の時代、1期生の大半は、2つの常任委員会と1つの特別委員会に所属している。 「何故だ?」考えてみる。 推測だが、「511人の議員定数が465人に減少したにもかかわらず、常任委員会の数、委員の定数が変わってないからではないのか?」 「内閣には、『政務次官』と『大臣』だけであったが、『政務官』、『副大臣』、『大臣』と行政府に入る人数が増加したためではないのか?」 先輩議員に聴いてみる。「多分、そういう事だろう。」との返答。 ついに来た。農林水産、厚生労働委員会がモロにかぶった。他の委員会もフルオープンのため、「差し換え」もいない。止むを得ない。「掛け持ち」だ!委員会の定足数割れを避けるように、行ったり来たりするしかない。あっちに出席すれば、「人数が危ない! こっちに来てくれ!」とメールが入る。国会議事堂は天井が高いため、ワンフロアの階段の段数も多い。農林水産と厚生労働は、同じ建物の3階と4階だからまだ恵まれている。他の1期生は、本館の3階と分館の4階を往復している。息も絶え絶えで、委員会室に飛び込んでくる。1期生には、走力も求められる。